人毛で価格の高いフルウィッグだからバレにくいは間違い?

ウィッグの髪の素材には、大きく分けて「人毛」と「人工毛」があります。

 

人工毛ウィッグは合成繊維を使っているため、大量生産が可能なので、現在、若い女性たちのあいだで人気が急上昇中のファッション用ウィッグのほとんどが、この人工毛ウィッグです。

 

人工毛ウィッグは、使用している合成繊維の種類によっては、ツヤが強く、妙なテカリがあるものがあり、外見的にもどうしても不自然に感じられるものがあります。

 

もちろん、以前に比べるとかなり技術が向上しているので、ほとんど見分けがつかないような高品質のものもたくさんあります。

 

でも、いくら品質が向上したとはいえ、「人毛」にはかないません。

 

人毛ウィッグの髪の素材は、説明するまでもなく、本物の人間の毛髪です。

 

現在、日本で販売されている人毛ウィッグの毛は、ほとんどが中国から仕入れられています。

 

中国から仕入れている理由は、安い値段で入手できるのはもちろん、中国人は日本人と同じアジア人なので、毛髪が太いという特徴があり、日本人に合いやすいとされているからです。

 

人毛ウィッグのメリットは、まず第一に見た目の自然さです。

 

人毛なので、光が当たったときのウィッグのツヤや、風雨にさらされたときのウィッグの状態など、日常生活の中でウィッグのことをあまり気にせずに生活することができます。

 

ヘアースタイルを変えたいと思ったときも、人毛のウィッグなら、自分の髪と同じように、ドライヤーやコテ、アイロンなどでセットしたり(これは、耐熱性の人工毛ウィッグでも可能です)、パーマ液を使用してパーマをかけることもできます。

 

つまり、自分の髪とまったく同じことが普通にできるわけです。

 

ウィッグを購入する人のほとんどは、見た目の自然さを重視することが多いので、その点では人毛のウィッグのほうがオススメだといえます。

 

ただし、人毛ウィッグにもデメリットがあります。

 

ケアやメンテナンスに関して自分の髪とまったく同じということは、当然、ヘアースタイルのセットやスタイリングについても、ウィッグを使用するたびにいちいちセットし直す必要があるということです。

 

また、雨に濡れた後や、シャンプー後は、人工毛のように形状記憶ができないので、それまでのヘアースタイルが崩れてしまいます。

 

さらに、人毛ウィッグは人工毛ウィッグに比べ、毛髪が絡みやすい傾向があります。

 

しかも、人毛のウィッグは毎日使い続けていると、日に焼けた赤茶っぽい色に変色する傾向があります。ただし、これは毛染めで染色することで十分にカバーできますが、それだけ手間がかかるということでもあります。

 

このように、人毛ウィッグは、「自然さ」がメリットであると同時にデメリットでもあるといえるでしょう。

 

ここまでは、人毛ウィッグの「毛」について中心に説明してきました。これについては、「自然さ」は申し分ないので、その意味では、他人から「バレない」、もしくは「非常にバレにくい」といえます。

 

しかし、ウィッグというのは、「毛」だけで作られているわけではありませんし、単純にベース(地肌の部分)に規則正しく植毛すればよいというものではありません。

 

人間の頭には「つむじ」があります。また、毛髪には「流れ」があり、これによって「分け目」ができます。

 

こうしたことも含めて再現されていなければ、本当の意味での「自然」とはいえないわけです。

 

いくら人毛を使用していたとしても、「つむじ」や「毛の流れ」「分け目」がしっかり作り込まれていなければ、どうしても不自然に見えてしまい、ウィッグを付けていることが他人にわかってしまうことになります。

 

つまり、「人毛=自然」とは言い切れないので、こうした細部にも注意を払って選ぶ必要があります。

 

特に、人毛ウィッグは人工毛ウィッグよりも値段が高いのが一般的ですし、それも数十万円という高額なものもあるので、慎重に選ぶようにしましょう。
価格が安くて自然に見えるフルウィッグは今では多く販売されておりますので、必ずしも人毛を探す必要はございません。

 

 

 

←価格が安くて自然に見えるフルウィッグ